もど記

はてなダイアリーとはてなハイクの後継

インターネットがわからない

h:keyword:自分が1995年にしていたこと
はてなハイクの上記キーワードで書いたのですけども、私はこの頃に初めてインターネットというものに触れました。日本では(一部の専門家や研究者などを除いては)だいたいそのくらいがインターネット黎明期といってもいいと思いますが、当時はまだ一般に広く普及しているとはとてもいえなかったと思います。そんな中では、ウェブを触ったのは早い方だったと思うし、接続環境も当時としては恵まれていました。ですから、平均よりは長い時間ネットに接していたと思います。
それから今まで、時期によって濃淡はありますが、継続してインターネットを利用してきています。まあまあ、「初心者」とは言えない経験をしてきているはずです。
(技術的なこと、例えばプログラムがどうとかセキュリティがどうとかいうことは論外です。あくまでも消費者というか一般ユーザーとしてのスキルの話)

私が今ここでいいたいのは、「こんだけやってもちっともわからん」ということです。

あの年から今年で何年たったのだろう。
私は算数が全くできませんので、きりのいいところで約15年としましょうか。
さて、「半年ROMれ」という言葉がありますね。
多分匿名掲示板界隈で言い慣わされていることだと思います。半年くらいは他の人たちがそこで何をやっているかじっくり見て、十分に状況が理解できてから書き込んだ方がいいよ、というアドバイスでもあり警告でもありましょう。
それでいうと自分は「15年ROMったけども、未だに状況が理解できない」のです。

インターネットの世界はドッグイヤーも甚だしいスピードでめまぐるしく変化していっていますから、10年前のそこと今のこことでは、全く違うものといえるかもしれませんし、確かに私は基本的に(ネットに限らず)世の中の流れについていけない性質なので、そういう意味では変化についていけていません。
ただ、ここで言いたいのはそういうことでもない。

変化しつつも、それを包含してその本質みたいなものがだんだんとできていったのだと思うのです。
それがわからない。
最初からずっと見ているはずなのに、しかも自分としてはただ漫然と眺めていたつもりもなくって、それなりに自覚的に「これはなんだろう」「どういうものだろう」と意識しながら接してきたつもりなのに、未だにわからない。

ある程度理解できるようになるまでは、本格的に使うのはちょっと怖いな、と思っているものですから、15年以上たってもまだ腰を据えて参加することができないのです。