『相棒』の最終回にはがっかりだ。よかったのは終盤の水谷豊の演技。つまり私のがっかりが杉下右京のがっかりに乗っかるのである。
リアルタイムで見ていたのは今シーズンの数か月だけなのだが、ここのところ脚本がところどころどうもおかしいという印象を持っていた。こんな言い回しを、言葉遣いをする作品だっただろうかと違和感を持っていた。勿論、出演者を含めての関係者の合意のもとで（例え建前だとしても）作られているのだろうから、一人二人の脚本家の問題というわけではない。何かが変わってきていたのだろう。あるいは何かが起こっていたのだろう。それが私の想像。
役者の仕事は全く悪いところはなかった。成宮寛貴は良い役者。
