もど記

はてなダイアリーとはてなハイクの後継

 カレンは、喜ぶ相手がいなくても、もし知ってたら喜ぶことをしたい、っていった。もしダメでも、わたしたちが試してみたいっていうだけでもきっと嬉しいと思う。わたしは、だれも知らなくても、いい人でいたい、いい人がすることをしたい。って。
 おれは、ほかのみんなも、カレンがそんなふうに考えてるってぜんぜん知らなくて、すげえびっくりしたんだけど、「そうだよ! それわかんなかったの? みんなは違うの?」ってカレンもびっくりして、「それわかってくんないと全然わかってくれたことになんない」ってほとんど泣きそうになったから、みんなでごめんごめんっていった。それはほんとに悪かったなーって思った。でももうわかったから大丈夫。カレンにもみんなで大丈夫だよっていった。もう覚えた。ここにも書いた。
倉田タカシ「トーキョーを食べて育った」『NOVA 10 ---書き下ろし日本SFコレクション (河出文庫)』p.358

今日のハイク

http://h.hatena.ne.jp/yamodoki/?date=2014-03-17

昨日きいたラジオから
『トーキング ウィズ 松尾堂』に家電俳優の細川茂樹氏がゲストに来てました。 細川氏は近年大学で講義をしているそうで、そこの経験を少し話してました。その中で、 「(最近の学生はPCや携帯電話等を使って授業のメモをとる、と話した上で)手書きでメモをとると、それはずるいことなのだそうだ。なぜなら共有できないから」という話をしていました。 これだけでは彼が知り合った学生達がそうだったということしかわかりませんが、これは、どのくらい普及している考え方なんだろうか、と思いました。 実際には手書き文書を共有する手段は色々あるので、手書き=共有不可能ではないですが、効率やスピードには影響しましょうからな。いやそれよりも、「共有」がそこまで重要なファクター? というところにちょっと驚きましたな。