もど記

はてなダイアリーとはてなハイクの後継

しずかなインターネットは誰に求められているか

登録してからほとんど公開記事を書いてないですけども、ハッシュタグを通して様々な人の「しずかなインターネット」を楽しく読ませていただいています。なんとか自分でも活用したいという気持ちはあります。

「これはつまりブログでは?」と思ったのですが、そう思った人は私以外にもたくさんいらっしゃって、なにより当の運営人の方もその認識でした。

その前提で、従来のブログより書きやすく、シンプルな仕組みです。書く手前の障壁が少なく、メモアプリのような感覚で使えるかもしれません。私はこれまでSNSを書く方ではあまり使ってこなかったので正確にはわかりませんが、書き込むときの感覚がSNSに似ていて手軽に感じる人もいるのかもと思いました。

考えたのですが、「ブログを経験せずにいきなりSNSからインターネットを始めた人」に需要があったんじゃないですかね、「しずかなインターネット」の。

積極的に外と繋がらなくても何かを書く方法はいくつもあるのですけど、SNSが所与のものだとそれ以外に目がいかないということがあるのかもしれません。

ムードの設定など、書いているときの気分を良くする工夫をしているところも特長です。書く内容もさることながら、書く行為そのものの意味を重んじているんだな、と感じました。そこに注目したサービスは従来少なかったのかも、と気づきました。

書きたい人はたくさんいて、書くことを必要としている人もたくさんいるはずです。受け皿はどれだけあってもいいと運営の方も言ってました。

公開するとなると何か内容があることを書くべきだろうかと構えてしまうときもあり、それは必ずしも悪いことでもないですが、内容にかかわらず「書く」ことそのものが大事ということは、例えばスポーツの大会に出ることはないけど、日々運動するのは気持ちいいし生活に必要だという人がいるのと同じだと思うのです。

「なんとなく書きたい」というふわっとした気持ちを心地よい場所で満たせる、そういう場所がたくさんあるのはいいことです。
初出:
sizu.me